新型コロナウイルスが落ち着きをみせて経済が復活した時、どのような株や銘柄が上昇するでしょうか?今回はアフターコロナに狙ってみたい銘柄についてご紹介します!
アフターコロナでオススメな株は?結婚新生活支援に関連するテーマを狙え!
まずは国策である「少子化対策」関連の銘柄をについてです。出生数86万人ショックで政府に危機感が生じています。菅政権では、「待機児童問題」「不妊治療の保険適用実現」「結婚新生活支援事業の拡大」に力を入れるそうです。
ここでとくに私が注目したいのは「 結婚新生活支援事業の拡充 」です。これは一部の市町村地域では実施されている結婚新生活支援事業において、現在では上限30万円の補助がされる仕組みだが増額することで経済的に支援して結婚を諦めることがないように後押しするもの。
「待機児童問題」は数年前から政府のスローガンに掲げられている長期的な問題であったので真新しいテーマではなく、あまり人気化しない可能性を考えました。魅力的なテーマですが新型コロナウイルス以前より発生していた長期的なテーマであり、今回のアフターコロナ銘柄としては少し外れます。
不妊治療の保険適用関連の銘柄は、真新しいテーマには違いありません。しかし、不妊治療を適用する人数はどのくらいなものか、市場規模の拡大に限界があるのではと懸念が生じました。もちろん不妊治療を保険で受けることができる点は素晴らしいテーマですし、株式市場では話題性で株価が上がることもあり事実が反映されるとは限らないのでこれらのテーマが上昇することもあります。
一応、不妊治療関連の銘柄としてあすか製薬、富士製薬工業、JCRファーマなどが挙げられます。もし、 不妊治療テーマで株購入を狙っている方は、今株価が低迷している、あすか製薬、富士製薬工業あたりがおススメです。
話を戻しますが、「結婚新生活支援」は補助金の額も大きいですし、コロナで他人との距離を意識するようになった状況では、以前のようになかなか気軽に「出会う」うことが難しくなってしまい、限定的になったように感じます。アフターコロナとしても一つの目玉政策かなと考えています。
結婚新生活支援とは?関連銘柄は何があるの?
政府は、従来の最大補助金30万円であった結婚新生活支援ですが、新婚世帯の家賃・敷金礼金から引っ越し代まで新生活にかかる費用として60万円を上限に補助する方針を固めました。
アフターコロナとの関連として、コロナウィルス感染拡大を機に結婚したい気持ちが高まったを調査したところ、 2人に1人の未婚男女が 「結婚したい気持ちが高まった」と回答しています。
家族の大切さを改めて感じる傾向が強くなったようです。新型コロナウイルスで自粛生活を余儀なくされ、寂しさや不安からパートナーの存在を求めたり結婚観が変化したことが窺えます。
結婚関連の銘柄として連想されるのは、婚活サイトなど各種サービスを提供するIBJ(銘柄コード:6071)、ハウスウェディング事業を展開するブラス(銘柄コード:2424)、ブライダル事業の企画運営に強いエスクリ(銘柄コード:2196)、婚礼衣装メーカーのクラウディアホールディングス(銘柄コード:3607)です。
中でも私が注目したのは、街コンに特化した情報サイトを運営するリンクバル(銘柄コード:6046)です。3つの理由から推奨したいと思います。その理由は一体なぜなのか!?
なぜ、結婚新生活支援関連銘柄としてリンクバルがおススメなのか?
《1つ目の理由》
まず、大和証券が東証一部昇格予想銘柄としてリンクバルを挙げています。これは、株主数・流通株式・売買高・時価総額・利益・株主優待の新設・株式分割・立会外分売などの項目をベースにスコアを付け、スクリーニングしたものです。この中で、最高となるトータルスコア「6」の銘柄にリンクバルが選ばれました。
現在はマザーズ市場に上場していますが、近々、東証一部に鞍替えする可能性が高いです。東証一部に上場するとなると株価が上昇して安定していくことでしょう。 また、9月23に賃借銘柄に選ばれています。これは売買参加者の増加により流動性が高まり、需給関係の向上が期待されます。
《2つ目の理由》
ネットで「街コン」と検索すると、検索上位に「街コンジャパン」がずらずらと出てきます。街コンジャパンを運営しているのがリンクバルであり、このSEO対策の強さが会社の強みなのです。
ただの「街コン」で終わらせずに、趣味で友達を見つける企画として、老若男女が趣味を通して参加できる展開も目指しています。現在はコロナ禍で積極的な事業展開ができていないですが、外出が増えてイベント企画が盛んになれば、この事業の成長も期待できます。まさにアフターコロナに相応しい事業であるといえます。
他にも、恋活マッチングアプリ「Couplink」の運営も行っています。オンラインで出会いを楽しむことができますし、街コンジャパンなどのイベント企画の強さを活かしたリアルイベントと連携している点が魅力です。
恋愛に特化したアプリや情報メディアも拡充しており、チャット機能・アルバム機能・カレンダー機能・デート検索機能が楽しめるカップル専用アプリ「Pairy」、恋愛に悩む女性に参考となるコラム記事を提供する「KOIGAKU」もリンクバルならではのアプリです。
《3つ目の理由》
株価 の月足 チャートを見ますと、今はかなり底値です。 株価の最高値は 2018年12月に付けた1765円。現在の株価は350円でして、トランプ大統領のコロナ感染などでここから乱高下するかもしれませんが、十分に上の株価を目指していく形とも言えます。
RSIも長期で47の位置ですから買われ過ぎではないと思われます。安いところは少しづつ拾っていきたい株価です。余談ですが、自己資本比率も92%と高く、なかなか一部上場銘柄でもお目にかかれないほど財務面も優れています。
残念な点は配当金や株主優待が存在しないこと。これは資金を株主還元よりも事業に投資していく新興株に多い現状です。将来的には配当金や株主優待の新設などお願いしたいところ。そうすれば長期的に保有したい株主も増えますよね。
今回はアフターコロナ銘柄として結婚新生活支援の事業に着目してリンクバルを紹介してみました。国策銘柄でもあり、アフターコロナにピッタリな銘柄とも筆者は捉えますが、皆様のご感想はいかがでしょうか。筆者も当然保有していますので、株価推移を追いかけてみます!他にも面白そうな銘柄を見つけましたら紹介しますので応援よろしくお願いします。最後に、投資は自己責任でお願いします。