ビットコイン下落するも総悲観は買い?
ビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、イーサリアムなど仮想通貨が暴落しております。
ここまで下落することを予想できた方は少なかったはず・・・
「火葬」通貨と言われるほど深刻な下落です……
とくに2017年10月以降に、ビットコインを購入された方は皆が含み損という結果に…
今年購入されたホルダーの皆様は大丈夫でしょうか?
思えば、2018年はコインチェック事件(コインチェックがハッキング被害を受け、580億円流出した問題)から始まり、Zaifでもハッキングにより仮想通貨が流出してしまうなど、仮想通貨にとって厄年であったかと思います。
ビットコインキャッシュハードフォーク問題もありましたね。投資家心理としても不安ながらのトレードであったでしょう。この分裂問題は、とくにビットコインの下落を牽引した出来事であったことでしょう。
また、さらに不安が生じる出来事が発生しました。
数日前から700億円分のビットコイン(BTC)が送金され、
500億円分のリップル(XRP)が移動されるなど、暴落の兆候も見られたのです。
この日以降、仮想通貨は暴落を繰り返し、ビットコインは50万円割れをするなど連日下落となりました。まさに、落ちるナイフには手を出すな状態です。
このまま暴落することも考えられますが、底値を形成した場合は買いが入ることもあります。
総悲観は買い!って言葉もありますからね。
さらに拍車をかける出来事として、11月20日には、日産自動車のカルロス・ゴーン氏が金融商品取引法違反の疑いで逮捕され、さらに世界情勢を悪化させる事態となりました。
この日の日産は二年半ぶりに安値をつけるなど大荒れとなりました。
日経平均株価も下落し、大型株から小型株まで売られました。
日産はルノーの傘下でもあり、フランス政府はルノー株の15%保有していることから、日産とフランス政府の繋がりは強く、今回の逮捕劇は世界情勢に影響を与えたのです。
リーマンショッククラスの危機が起きると仮想通貨から現金にキャッシュポジションをはかる動きもありました。
話が脱線しましたが、仮想通貨はバブル崩壊してしまったのでしょうか?
仮想通貨について、アナリストの分析と予想を交えてご紹介していきます。
①Tom Lee 氏の予測
11月18日、著名投資家アナリストTom Lee 氏は対談にて年末までのビットコイン価格予想を大幅に切り下げ、2万5000ドルから1万5000ドル(170万円)に目標値を下げました。
現状のビットコイン価格は50万円前後なので、残り1ヶ月近くで3倍以上に跳ね上がる予想です。
彼は「ビットコイン強気派」として知られていますが、他にも「強気派」は存在し、ティム・ドレイバー氏は2022年には25万ドルまで上昇するとしています。
予想が当たるかどうかは別として、将来的にはビットコインが上昇するという夢には希望を感じますね。
②ブルームバーグのアナリスト
11月16日、ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリストは、さらに70%下落して1500ドル(17万円)地点まで落ち込むと予想しました。
ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォーク問題がさらに下落を誘導すると考えているそうです。
もはや、Tom Lee氏と真逆の予想であります。170万円となるか17万円となるか、興味深い問題です。それほど世界情勢に左右されやすい仮想通貨のため、予測は難しいのでしょう。
投機ではなく投資を!
まだ上昇する余地もあれば、さらなる下落の可能性もある仮想通貨。
本来、株価が下がる場合は、お金を一旦仮想通貨に逃がしておく等される方が多いため、株安の時は仮想通貨が上昇することが多いです。
また同じ理由で、現金化してキャッシュポジションを図るよりも仮想通貨に資産を移動させた方が良いとの考えから、世界情勢が悪化する際は仮想通貨の上昇が見られていました。
過去には北朝鮮がミサイル問題でアメリカと争った時など上昇もありました。
しかし、今回は仮想通貨に対しての投資家心理も左右されたようです。コインチェックなどの流出問題からビットコインのハードフォーク問題など、様々な憶測が仮想通貨暴落の糸口となってしまったのでしょう。
後になってから、バブル崩壊であったのか押し目だったのかが判明される訳ですが、今リアルタイムで仮想通貨と向き合っている以上、仮想通貨を所持あるいは取引をお考えの方は臨機応変な対応が求められると思います。
今後も上下をすることはあるかもしれませんが、仮想通貨が世の中に出回ることを願って投資をする気持ちが大切なのかと思います。投機ではなく投資として、仮想通貨の成長を見守ってあげたいものです。