現金支払いの魅力
クレジットカード支払い、QRコードなどのスマホ決済というように、日本でもキャッシュレス化が徐々に浸透してきています。
手軽にすぐにお支払いができる「利便性」、現金を持ち歩く必要がない「安全面」、ポイントが貯まったり、割引キャンペーンが利用できる「お得感」から需要が高まっています。
それでも日本人は世界でも現金支払いの利用頻度が高い国です。パンパンにお札が入っている財布を持ち歩く人もいますね。
仮に財布の中にはクレジットカードが数枚あっても、ついつい細々としたお買い物の時は現金で支払うケースが多いようです。
カード支払いは、必要以上に使い過ぎてしまう「形のない恐怖心」から敬遠されやすいことからも、信頼できる「現金」での決済が好まれている背景もあります。
お金を一つの資産と捉えるのであれば、手元にある「見える形」として傍に置いておく実物資産の考え方が当てはまります。
「キャッシュレス化が進んでいない、遅れている」と言われることもあれば、それだけ犯罪率が低くて安心できる社会と称されることもあります。
また、「現金」支払いとは、その場で決済を完結させることを意味するので、会計の潔さがあります。
後々の引き落としなどストレスを感じない点も魅力かもしれませんね。
世界はキャッシュレス化が主流
中国では、スマートフォンを所有する95%以上の人がスマホ決済アプリを利用するほど、スマホ決済が主流となっています。
スマートフォンの役割が、通話、インターネット、写真撮影の他にも「サイフ」として、一役担っているということですね。
スウェーデンでは、銀行が7歳以上に対してデビットカードを発行しているほどキャッシュレス化が進んでいます。
7歳の子がカードを所持するなんて日本では考えられないですが、逆に世界では、子供が財布にお札を入れてお買い物に行く光景が信じられないでしょうね。
このように世界の流れはキャッシュレス化に移行していますので、日本でも徐々に決済方法の見直しが生じることでしょう。
政府もクレジットカード決済の際は消費税を減額する制度を検討するなど、キャッシュレス化を後押ししています。
QRコード決済サービス
キャッシュレス化には様々な支払方法があります。クレジットカードやデビットカードだけでなく、お金をチャージしてからのスマホ決済など。
そんな中、とくに注目したのはQRコード決済です。
PayPay、楽天ペイ、LINEペイなど○○ペイが流行る中、これらサービスの類似点が「QRコード」です。
実は、先ほど紹介した中国のスマホ決済が爆発的に普及したきっかけが「QRコード」でもあります。魅力は何といっても利便性です。
アプリをインストールして、お会計時に操作をするのってなんだか大変そうだなぁって思っていたのですが、簡単でした。
もともと私は現金主義だったのですが、スマホ決済の魅力に引き込まれそうになっています。
会計時の釣り銭で懸念される人為ミスがありませんし、お金を取り出す煩わしさも必要ありません。
そして、クレジットカードと大きく異なるのは、購入履歴を確認できることです。支払い金額の現状を確認することができるので、使い過ぎを防止できます。
進化し続けるスマホ決済サービス市場。そのうち、QRコードすら必要なくとももっと簡単に支払いができる技術が誕生するかもしれません。
キャッシュレス化が進む中、今後「現金」がどのような概念で残り、存在がどのように変化していくのかも気になりますね。
[…] 加速するキャッシュレス化 […]