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ロビンフッドという株売買アプリとは?ダウ市場の大幅下落、ナスダック市場の暴落を招いた危険性について詳しく解説

投稿日:2020年9月10日 更新日:

 

 

  

  

テスラ株が21%の下落!

  

強い上昇を見せていたテスラが売り叩かれ急落しました。年初来、株価は約1.5倍に跳ね上がり、一時はイーロン・マスク氏が世界の大富豪3位になる等世間の注目を集めてテスラの株価は急騰したものの、米国時間9月8日に21%の下落です。

  

この株価下落がどれほどの損失を生み出したかと言うと、株価の時価総額では約8兆円ほど吹き飛び、イーロン・マスク氏の資産がたった1日で約1兆7000億円以上も消えてしまったほどです。なぜ、テスラ株は大きく売られてしまったのでしょうか?下落要因は以下の3つとされています。

  

①株化指数S&P500へのテスラ採用が見送られ、採用を見込んでいた投資家の失望があったこと。S&P採用はほぼ織り込んでいての株価推移だったそうです。

 

②ゼネラルモーターズ(GM)が燃料電池トラック開発の二コラ株式を2000億円ほどで取得したことを受け、電気自動車(EV)業界ではテスラ独占とされていたが新たな競合という懸念材料視されたこと。

  

③ゲーム感覚で株の売買ができる「ロビンフッド」というスマホアプリの存在。今の米国の異常な株高を下支えしたと言われている。株投資素人の彼らの損切が売りが売りを呼ぶ展開に。

 

9月8日は、ダウ平均株価は2%の下落、ナスダックに関しては4%ほど下落をしました。ハイテク産業の銘柄から中心に売られてしまい、稀に見る大幅な下落です。

  

株売買アプリ「ロビンフッド」とは

  

  

この中で最も重要なのは③の「ロビンフッド」というアプリについてです。
人気の理由は手軽さとワンクリックで売買できてしまう手軽さと手数料が0円であること。 1980年以降に生まれたミレニアム世代とされている若者を中心に広まった人気のアプリ。

  

2年ほど前の仮想通貨パンデミックに似ています。日本国内でも大学生など若者を中心にビットコインやリップルなどの仮想通貨が爆発的に流行したことがあり、多数の仮想通貨取引所やアプリが誕生しました。

 

ロビンフッドのユーザーは新型コロナウイルスが流行し始めた春ごろから急増し、1300万人のユーザーにまで膨れ上がりました。可愛らしい絵文字などのゲーム的な要素や演出が若者に受け支持を集め、また複数人数で同時購入ができることから少ない資金で株投資入門ができることから、コロナで先行き不透明な若者に「一攫千金」という夢と希望を与えたものと推測されます。

  

しかし、あまり投資に慣れていない若者が仮想通貨に手を出してしまい損失を被った話もありますし、取引所自体のセキュリティーが甘くてハッカーに狙われて仮想通貨が流出した問題からも、ロビンフッドも様々な問題を抱えています。

  

ロビンフッドの手軽さは異常で、画面操作はスワイプだけで売買が可能。購入時のパスワード確認や取り消しボタンなども表示されません。また株購入時には画面に紙吹雪が舞うなど、あたかも株購入を推奨する演出で誘惑して引き付けている印象を感じます。

  

それだけで若者の射幸心を煽る中毒性など非常に危険なイメージがあるのですが、ロビンフッドにはさらに恐ろしい問題があります。それは簡単に信用取引ができてしまうことです。知らずのうちに大きなレバレッジをかけてしまい、巨額の損失を出してしまう若者もいて問題となっています。

  

2020年6月にはアプリ利用者が自殺する悲しいニュースがありました。投資に関する知識が乏しかったのが主な原因とされています。 ついには米証券取引委員会(SEC)が調査を開始しました。

 

ロビンフッド、1300万人ユーザーの存在がダウやナスダック指数の上昇を牽引してしまい、指数の下落時には売りが売りを呼ぶ展開で一気にチャートの総崩れが起きたと考えられています。

  

彼らの中には信用取引をしている子も多いので、損失が膨らむと強制決済となります。今週はメジャーSQがある週でもありアノマリー的には売られやすい地合い、またテスラ株価の21%下落など下落を招くきっかけはいくらでもあったのでしょう。

 

 

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