初日は値が付かず!
2月25日に新規上場したアピリッツ〈4174〉!初日である本日は値が付かずで引けました!現在は株価2714円で「買い気配」にとどまっていて売買が成立していない状態、差し引き約60万株くらい買いが多く「S」が付いている状態ですね。
アピリッツの公募価格は1180円で当選株数は27万6000株(公募株数19万株+売出株数8万6000株)、売買単位は100株なので、獲得できる枚数は2760枚です。
これはとても少ない当選本数であり、本日値が付かなかったことからも人気化して争奪戦となっています。また、主要大株主のロックアップ期間が180日あることからも(株式会社HBDのみ90日間)しばらくは株価が上がる期待もあります。
アピリッツはどんな企業?
アピリッツの主な事業内容はWebシステム開発/運用です。他にもアクセス解析/UI設計/デザイン制作、求人サイト/コミュニティサイト/インフラなどのWebサービス提供も強みとしています。
AWS(Amazon web service)を最大限に活用した大規模システム開発や、アジリティ・コスト最適化に強いECソリューションも提供しています。スマホアプリの開発も得意。
300人以上のエンジニアで企業のビジネスモデルやビジネスプロセスの変革をスローガンに掲げている企業です。構築サービスではGoogleアナリティクスデータソリューションにも力を入れています。
またアピリッツは、オンラインゲームの受託開発および自社ゲームの企画運用において10年以上の実績があります。自社開発エンジンの利用によって効率的な開発を実現し、代表作品はゴエティアクロス、ひねもす式姫など。
このように、多角的なIT・Webサービス・データソリューションを得意としているイメージがありますね。とくにオンラインゲーム事業はベトナム・台湾。香港などでも海外展開も継続中!
さて、本日は値が付かずに市場を終えたアピリッツですが、企業の成長性や今後の株価はどのように推移していくでしょうか?時価総額の観点から見ていきましょう。
企業の成長性は?
ネットやSNSでの意見としては、株価は8000円付近で寄るのではないかという予想が多かったです。現在の2714円が時価総額34億円付近で、これは時価総額が100億円くらいを目標予想としていますね。
上場時に発行している株数は約126万株なので、予想株価 8000円とした場合、126万株×8000円として時価総額が約100億円になるという計算です。
アピリッツの業績について見ていきましょう。2021年の売上が前期比+6.9%というのが気になりますが、経常利益・最終利益はそれぞれ大幅に上昇しているので財務面は安定していそうです。
現に総資産20億円のうちキャッシュが14.9億円ある予想ですから、現状では自己資本比率が70%以上をキープし続けています。安定している企業だなという印象を感じましたしそう簡単には財務面で苦労することはなさそうです。
経常利益が1.89億円の企業で時価総額100億円となりと少し割高な印象を受けますが、ジャスダックの企業は将来の価値を織り込み現状の業績を織り込まない株価になることがあります。
なので、かなりヨイショして見込んでも今は時価総額125億円、株価10000円が上限として良いとこなのではないかと予想。それ以上の株価上昇は危険水域と考えてしまいます。
時価総額200億円、300億円となるためには株価16000円、2万4000円となる訳ですが、前提としてアピリッツが成長することですので、Webサービス・EC構築・AWS・スマホアプリ開発・オンラインゲーム事業などの柱でさらに業績が伸ばしていく必要がありますね。
感想として公募価格があまりに安すぎましたね!IPO抽選で当たった方は素直におめでとうございます!そして2月26日も買い気配のまま寄らない可能性が高そうです。※投資は自己責任でお願いします!