ビットコインの勢いが止まりません!先日、1ビットコインの値が6万ドル、650万円を突破して700万円に近づく強さ・・・7.5万ドルを超えていく予測も出ておりまさに天井知らず!
しかし仮想通貨は本当に安心できる投資対象でしょうか?安全資産になるのか・・・3月15日、インド政府は暗号資産(仮想通貨)の取引だけでなく、国内での保有も禁止とする法案が成立しそうになっています。
この法案内容では取引、送金、マイニング、保有などが犯罪行為とされ、仮想通貨の保有者は半年以内に売却する義務が生じています。もし仮に従わなければ罰則が科せられるそうな・・・(´・ω・`)
ちなみに中国では保有は禁止されていないものの、マイニング・取引が禁止とされている点はご存じですか?このように仮想通貨を脅威と捉えて法整備を進めている国もあるのです。
今回は暗号資産(仮想通貨)への投資において様々な懸念や問題点に触れ、今後投資される際の指標(インデックス)として紹介したいと思いますので是非一読ください!
仮想通貨の「安全性」を深堀り!
暗号資産の「安心・安全」を代表する分散型台帳。その柱となるブロックチェーン技術は確かに鉄壁なシステムです!相互的にお互いのウォレットを監視し合い、いかなる不正も見逃しません。
次世代の「通貨」になる期待や魅力から、この「安全」に投資する人が全世界に大勢います。要するに世界中に拡散された全端末をジャックしない限り、ビットコイン・リップルなどの仮想通貨は永遠に生き残る訳ですからね。
このシステムでは不特定多数の端末がサーバーなしで仮想通貨の異変をチェックしています。リアルタイムごとに常に整合性を保つことから、悪意のある改ざんや情報の操作は不可能とされています。
例えば、Aのパソコンでの情報を操作してビットコインの記録を改ざんや悪用したとしても、残りのB・C・D・・・・と無数に存在する端末がAの情報の異変に気が付き、Aの記録は直ちに正しい状態に修正されるイメージ。
しかし、仮想通貨を扱う取引所に焦点を絞ると安全と言えるのでしょうか。2018年のコインチェック580億円の流出問題でも一目瞭然ですが、2020年には米国のクーコイン(KuCoin)にて158億円相当の暗号通貨が流出しました。
ハッカー集団によるビットコイン流出問題は後を絶ちません。彼らが狙うのはビットコインのような複雑で困難なブロックチェーン技術ではなく、サイバーセキュリティ対策が脆弱な取引所です。突破の難易度が比較的に下がります。
ちなみにクーコインのハッカーは北朝鮮の集団とされており、北朝鮮では国が一丸となってサイバーテロを支援、国家戦略に組み入れていますよね。コインチェックは損失を補填しましたが、今後も補填してくれるとは限りません。
インドが法整備を進めているのも、仮想通貨に対して疑心暗鬼な部分があるからと考えますね。まだまだ資産として不安定であり、あまり安全資産と言えない状況ではないでしょうか。
確定申告でも仮想通貨は不利!
日本に住む以上、確定申告からは逃れられません!先日、仮想通貨で得た利益を虚偽で申告したとして逮捕者が出てしまったそうですが仮想通貨の確定申告は要注意です。
株投資では損益通算、繰越控除というのがあります。譲渡損失期間が3年間、これは損失を出したとしても3年間はその損失を繰り越せる控除制度。私が株式投資を推している理由の1つはコレ!
実際に私の2020年の投資結果は「−299万円」でしたから、2021年の利益と相殺することができるんですよ。コロナショックを受けてボロボロでしたからね・・・(´・ω・`)
しかし、仮想通貨では損失を繰り越すことができません。そして累進課税が採用されています。これは利益が20万円以上出ている状況で、利益が出れば出るほど税金が増えて最大で55%の税金が発生。
一方、株式投資で利益が20万円以上出た場合、発生する税金は一律で利益の20.315%(所得税+復興特別所得税+住民税)と定まっています。仮に大きな利益を出しても怯える必要はなし!株式投資を推す2つ目の理由がコレ!
というのも、せっかく投資して利益を伸ばしていきたいのに利益が出れば出るほど発生する税金が増えるようでは資産運用としても魅力が半減・・・投資リスクと見合っていないような気がしませんか?MAXで税金55%ですよ!?
たしかに、仮想通貨は夏ごろから暴騰しました。1万ドルだったビットコインが半年で6倍になった訳です。これは素晴らしいことですが、投資した金額によっては55%税金が取られるので、元手が3.5倍になったようなもの。
であれば株式市場で3倍~5倍になりそうな銘柄に投資した方が、損失を繰り越せる点、配当金、などを考慮してもリスク小さいような気がしますね・・・もちろんそんなにうまく都合良く銘柄を探すのも難しいのですが(´・ω・`)
また株式投資では分散投資すればリスクを軽減したり、株価が数倍に暴騰する銘柄に当たる確率も増します。下がりそうであれば売りでヘッジするなど様々な戦略が取れるのも株式投資の魅力です。
仮に株価が下がって長期塩漬けになったとしても配当金で耐えることもできます!配当利回りからとんでもなく株価が下がることも考えにくいです。
しかし仮想通貨は塩漬けで耐えてる間は何も還元されません!しかも売上・業績など価値を示す指標が存在しないため割安・割高の判断も難しい・・・数年前まで10万円の価値だったビットコイン、底値も天井もわかりません!
もちろん、各々の投資スタイルで考え方や価値観が変わると思うのですが、私は投資した対象が仮想通貨であれ株式銘柄であれ、投資資金の6倍になるまでホールドし続ける自信がありません笑
仮に耐えたとして投資金額によってはガッポリ税金が取られる仮想通貨投資の現状・・・株式投資銘柄の3倍とビットコイン投資の3倍の比較でも累進課税を考慮すると株式投資の方が無難かな(´・ω・`)
仮想通貨が将来の「安全資産」になるのか?
いかがでしたか?株式投資に偏った記事になりましたが、仮想通貨への投資を否定している訳ではありません。このような考え方もあるよとご参考程度に捉えてください。
どうしても現状の問題点:サイバーテロや国が認めていないなど安全資産として確立ができていない点や累進課税により発生する税金が大きくなる点を鑑みても株式投資をおススメしがちになります・・・
為替のように24時間動き続け、株式市場のように多数の業界や旬やテーマがある訳でもなく戦略が非常に立てにくい・・・決算など指標も乏しいので「上がるか・下がるか」の判断も難しい(´・ω・`)
なのでイーロン・マスク氏がTwitterで仮想通貨について言及しただけで暴騰したり暴落したり・・・値動きも荒くてすぐに1万ドルくらい軽く上下するので精神的に安全な代物ではない!笑
仮想通貨が安全資産になるためには、まず取引所のサイバーセキュリティ対策の強化が必須!今のところ安心して投資ができない・・・ハッカーも常に進化します、お互いに技術力を向上させるのでいたちごっこ・・・
冒頭に述べたようにインドなど保有を禁止としている国もでており、経済大国が今後どのように仮想通貨と向き合っていくのかが「安全資産」として確立できるか勝負の分かれ目ではないでしょうか?
逆に言えば、不明確でまだ未知な部分があり魅力満載なのでビットコインの価値が高まっているのかもしれませんね。もし安全資産として位置づけられてしまうと人気離散か材料出尽くしで天井を迎えるかも・・・
株式市場でもよくある話!決算まで株価が上昇し続け、最高な決算内容にも関わらず、材料出尽くしとなり株価が下がって売られていくケースです。「噂で買って事実で売れ!」投資の名言ですね。
最後に、靴磨きの少年の話に似ていますが仮想通貨での噂話を1つ紹介。テレビやネットで仮想通貨取引所のCMが増加していくと・・・数か月後には大暴落がくる?という都市伝説的な噂があります。
2017年末から2018年頭、Zaif(ザイフ)のCMで剛力彩芽さん、コインチェックのCMで出川さんが度々登場した後にビットコインは大暴落しました。信じるか信じないかはあなた次第・・・※投資は自己責任でお願いします!