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大阪万博 訪日(インバウンド)

大阪万博決定!勝因について迫る

投稿日:2018年11月25日 更新日:

大阪、誘致に成功!

昨日、大阪での万博開催が決定致しました!
一回目の投票では、82票を獲得し1位通過、ロシアと対峙した決戦投票では過半数となる92票をもって決定致しました。

 

1970年の大阪万博から55年ぶりの開催ということで、開催地の大阪では「おめでとう!」コールや、くす玉を用いての万歳三唱など盛大なお祝いムードに包まれ、皆が喜びを分かち合っていました。

 

 

私も発表当時はグリコで有名な「道頓堀」にいまして、巨大モニタースクリーンで現地フランス・パリの投票結果を生中継で見守っていました。

 

多くの報道陣がテレビ中継をしており、世界が注目していました。皆が結果発表を待ちわびており、心地よいピリピリとした緊張感がありましたね。

 

 

他国が「初めて」の開催であることに対して、日本は「2回目」の開催でしたので不利な状況で心配もしておりましたが、見事に1位通過で「万博開催」を掴み取りました!!

 

 

票を獲得できた勝因は?

唯一、日本だけが候補地に相応しかった訳でもなく、バクー(アゼルバイジャン)やエカテリンブルグ(ロシア)も魅力的な開催都市でした。

 

とくに、投票権のない他国の分担金を肩代わりすることはないと明言していた日本は、なおさら票の獲得が困難であったかと思います。

 

どの国が開催都市に選ばれてもおかしくない状況で、日本が誘致に成功できた要因は何でしょうか?

 

 

①共感を促すテーマ、②巧みなPR活動、③理解を促す行動力、

この3点が誘致成功に導いたと考えます。

 

 

①共感を促すテーマ

2017年2月に行われた検討会では、万博誘致に向けてどのようなテーマにするかの議論が行われていました。

 

博覧会国際事務局(BIE)加盟国のうち、アフリカ地域は全体の3割近くの投票数を持っている地域です。なんとしても、この票を獲得する必要があります。

 

そこで、「長寿・健康」というキーワードを盛り込むことで、世界中が共感できるテーマを生み出し、発展途上国の中南米やアフリカ票の獲得を目指そうとしたのです。

 

 

試行錯誤の上、最終的に完成したテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」でした。

 

他国のテーマである「世界の都市」や「イノベーション」に対して、人類が最も大切にしたい「命」について触れたテーマ内容から親しみやすさを感じ、発展途上国の投票者の心に訴えたと思います。

 

具体的には再生医療や再生可能エネルギーなど、健康や環境に配慮した技術革新について深く挙げておりました。

 

共感を得ながらも他国のテーマとしっかり差別化ができており、どのような技術の展示なのか明確にした上で、生活に密着したテーマが好印象を得たのではないでしょうか。

 

 

②巧みなPR活動

万博誘致のPR動画は複数あるのですが、中でも印象深い動画はポケモンが登場するシーンです。

 

ピカチュウが大阪万博を案内し、ポケモンたちと観光客が触れ合っているPR動画はとても夢があり、見ているだけでわくわくしてきましたね。

 

安倍総理も登場し、「世界の子供たち」に照準を合わせており、子供たち目線で「人生を変える経験や感動を与える博覧会」を目指すとしていました。

 

映像にアフリカ系の子供たちが登場するなどして、日本というよりは世界を意識した作りとなっていたのも好印象になったかと思います。

 

「キャラクター」と「子供たち」がしっかり結び付いており伝わりやすいPR動画でした。

 

 

他のPR活動としてパリでの宣伝が挙げられます。
もともと日本の最大のライバルはパリでした。打倒、パリを目指して誘致活動をしていたのです。

 

しかし、2018年2月にフランス政府が立候補辞退を申し出ました。辞退の理由としては、「誘致するにあたり、フランスの納税者がリスクを負ってしまう可能性」と言及しております。

 

万博を開催するからには巨額の経費が発生してしまうことを懸念したわけですね。

 

 

つまりヨーロッパ票の獲得を狙うことで断然有利に立てることとなりました。

 

フランス・パリの街中で、ピカチュウが大きくデザインされたバスを走らせたのも一つの作戦です。

 

また、他のキャラクターとしてはキティちゃんの採用も大きな下支えになりました。

 

投票日、会場にスペシャルゲストとして登場した着物姿のキティちゃんは会場で目立っており、見た目の華やかさとインパクト、子供も楽しめるキャラクターという点が評価をさらに高めたと思います。

 

また、食の文化や娯楽など、万博だけではない魅力についてもアピールしました。

 

最後のPR演説でも「寿司」や「カラオケ」について語るなどして、観光としての魅力も訴えたのです。

 

このように世界で人気のあるキャラクターを用いたり、食の文化や楽しめる娯楽を紹介することで、たんに万博が歴史や文化的な行事・技術の祭典のイメージでは終わらせない、エンターテイメントを併せ持つ印象を与えたのではないでしょうか。

 

③理解を促す行動力

大阪万博の誘致に向けて、票獲得のための「成果」を生み出すために、しっかりと根回しや挨拶回りといった「行動力」で示すことができたと思います。

 

大阪の吉村市長もフランスを訪問しましたが、政府だけでなく経済界からも関西経済連合会の方々も世界でPR活動をしてきました。

 

関経連の松本会長も直接パリを訪れ、BIE代表らに日本への票をお願いしてきました。もちろん松井都知事も現地を訪問しております。

 

下記は活動報告例の一部です。

 

・ハンガリーで開催されたロボット国際競技会で誘致活動

・アフリカ開発会議閣僚会合でアピール

・グローバルフェスタJAPAN2018

・スペイン・マドリードで開催された「マドリード国際映画祭」

・ニューヨークの国連本部でピカチュウがPR

 

誘致費だけでも36億円です。
松井知事はアフリカやヨーロッパなど海外に12回出張し、日本での開催をアピールしてきました。

 

このように、直接現地に赴く姿勢は誠意を感じますし、直接相手に日本を支持してもらえる理解を促すことができます。

 

とくに発展途上国では、「直接訪問」が高いパフォーマンスになったとされています。

 

自分たちの国が評価されているとして、貴重な一票を獲得できるからです。相手に敬意を払う姿勢は、日本の良さでもあると思います。

 

 

投票において不利とされていながらも、しっかりと誘致成功に導いた背景には、

①明確で親しみのあるテーマ、

②人気キャラの活用や関西の魅力、

③現地に赴く姿勢や人員の努力があったからではないでしょうか?

 

万博は人と人とが繋がりあい結びつくイベントですから、こうした人の心に呼びかける「日本の心」が評価を得たのかもしれません。

 

ただ、松井知事も仰っていましたが今からがスタートです。これからも多数の課題が出てくるとは思いますが、「誘致成功」だけにとどまらず、「万博成功」を実現してほしいです。

 

まさに、大成功を収めた「1970年版大阪万博」がライバルです。

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