甚大な被害をもたらした台風19号
令和元年にあたる2019年は何度も大型の台風被害に見舞われました。とくに台風19号(ハギビス)は最大風速55m/sと強烈で神奈川県の箱根町では降水量1000㎜を超えるなど過去最大級の台風であり、関東や東北など11都県に大雨特別警報が発令されました。
百年に一度の台風と言われましたが、昨年の2018年には関西地域にも損失685億円の被害をもたらした台風21号からも、近年見受けられる異常気象に対して、過去の気象事例がまったく参考になりません。
10月中旬を越えても、このような大型台風が発生し猛威を振るうことから、今後もこのような規模の台風が日本列島を襲うケースを想定して十分に警戒をしなければなりません。
こうした台風による甚大な被害で、日経平均株価は下がるではないかと懸念しておりましたが、下がるどころか台風明けの10月15日の後場終値で+400円をつける 大幅な上昇となりました。
さて、個別の銘柄を見ましても、台風関連で株価が上昇していった銘柄もあります。地震や台風など災害多き日本列島では、今後もどのような天災が発生するかわかりません。地震は予兆できませんが、台風は発生した際に日本列島を通過するかどうか予測することができます。毎年8月~10月にはほぼ発生すると言っても過言ではないでしょう。
被災地では今、最も必要とされているのが「復旧」であり、一刻も早い復旧を願うばかりです。今こそ、日本の企業パワーを最大限に活かす時です。災害復旧のために頑張っていく企業に対して、応援の意味を込めて、そのような企業へ「投資」されるのも、一つの支援となるのではないでしょうか。