SNS依存症
朝起きて、第一に確認するのがLINEです。ええ、こんなにLINEがきてる!!!LINEが溜まっていてびっくりした経験はありませんか?
Twitterやインスタなど、SNSが発達していくことで私たちの生活は豊かになっていきましたよね。
新鮮な情報を素早く手に入れたり、コミュニケーションツールの向上でリアルタイムな会話ができたり。
もはや生活の一部になりつつあるSNSですが、過度に環境に入り込んでしまい依存していませんか?
また、その依存から、かつてないほどの精神的なストレスを抱えていませんか?
知らず知らずのうちに、私達は見えないストレスを抱えてしまっているかもしれません。
例えば、Twitterに呟いたことの反響が気になったり、Facebookの「いいね」を意識した投稿をしてみたり。周囲の反応が常に頭をよぎりますよね。
LINEの「既読」がつかないことにイライラしたり、逆に相手からのLINEに「既読」をつけてしまったことで、急いで返事をしなければと、強制観念に陥ったり。
LINEより以前、メールを使っていた頃はこのような「既読」ストレスを感じたことはありませんでした。新技術に対しての新しい代償なのでしょうか。
お互いの距離が近くなることで、相手に対して気を遣い合う機会が増えたことが要因であるかと思います。
利便性が向上することで、今までの「自由」が失われていってしまっているような気がします。
SNS依存がもたらす障害
SNSに依存していたとしても、もしまったくストレスを抱えていない場合は問題はありません。
ところが、統計的に、SNS依存している人は「高い確率で睡眠不足になる傾向」が研究結果より判明しているそうです。
睡眠不足と聞くと、寝る間を惜しんでSNSに時間を費やしているイメージですよね?
実は、けっしてそういう意味ではないのだそうです。
キーワードは「脳の潜在的な意識」です。
呟いた投稿や、掲載した写真、寝ている間にグループチャット等でやりとりが進行しているのではないかなど、様々な心配事を潜在的に意識してしまうのだそうです。
これでは、しっかり睡眠時間を確保したとしても、熟睡することができません。
寝る間を削って、SNSに没頭していただけのことでしたら、睡眠時間を多めに確保することで解決できますよね。
しかし、熟睡ができないという現象は睡眠時間の長さに関係がありません。
原因がわからないまま、身体的疲労が残るので、さらに厄介な存在のようです。
これが先述していた「見えないストレス」の正体ということになります。そして、このストレスは睡眠不足だけでなく、それ以外の障害も引き起こすのです。
「SNSへの潜在的な意識」は睡眠不足の他に、判断力や集中力の低下も発生するそうで、仕事や勉強におけるパフォーマンス低下にも繋がります。
最近、寝ても寝てもしっかり疲れが取れないという方は、こうしたSNS依存が原因かもしれません。
現代人は、便利な生活を手に入れた一方で、その代償として新しい問題点を抱えて生活している訳なのです。
現代社会で必須ともいえるSNSですが、敢えて、そのような「利便性」を取り除くことで、ストレス社会と縁のない生活を送ってみたいと思う時もあります。