今回はS&P500株価指数のお話!私も投資対象として意識しています。なぜ、そんなに強いのか分かりやすく解説しました!アメリカ株への投資をご検討の方もぜひ読んでみてください(`・ω・´)
S&P500株価指数は最高値へ!
早いもので6月も終わりますね!6月は金・ゴールドが暴落したり、ビットコインも下落したりするなど少し盛り上がりに欠ける相場でした・・・しかし最高値を更新した指数もあります!
6月28日の米株式市場では相場に大きな変化がありました。ダウが売られる一方でハイテク分野を中心とした株式銘柄が上がり、S&P500株価指数やナスダック総合指数が最高値を更新!!
リスクオンな雰囲気で新興株や成長株が買われている状況ですね。ここで挙げた「S&P500」指数ですが1年チャートを確認しても、10年チャートを見ても強い指数です。
↑がS&P500株価指数の1年チャート
↑がS&P500株価指数の10年チャート
綺麗な右肩上がりに惚れ惚れしますね!いかがでしょうか。1年チャートでは+40%で1.4倍に値が上昇しており、10年チャートでは約4倍にまで上昇しています。
しかし、全世界的に株式市場が強い訳ではありません。日本市場では日経が3万円を目指させず足踏み、ボックス圏内での推移を考えると世界中では株式相場の方向が定まっていません。
世界で安定とされディフェンシブな部分を持つ米国株や指数が買われている背景からも、どこか投資家の心理的に「慎重な投資」となってしまい米国株式市場に資金が集中しているように見えますね。
以上の点からも米国株や指数が強いのは当然ですが、とくに「S&P500」が人気化している点に焦点をあて、強さの理由や魅力について分析してみました!(`・ω・´)
S&P500株価指数の強さの理由
さて、S&P500株価指数は米国の体表的な株価指数の1つです。「500」という数字からも明確なように米国株式市場に上場している企業から500銘柄を選別しています。
選別基準は、ナスダックなど関係なく価総額が大きい主要銘柄から採用されており、時加重平均型の指数化したものがS&P500株価指数です。詳細としては時価総額が98億円ドル以上で、4期連続黒字など厳格な基準を満たした企業です。
現在の形として誕生したのは1957年で、60年以上の歴史があります。実は、この構成基準に「強さの理由」が隠れています。
まず、勢いのある企業が上位を占めることが多いです。これは時代の流れで組み入れが変化しますが、現状はAppleやAmazon、マイクロソフトなどIT企業が多いですね。時代が変わっても強さを維持できる指数です。
また、ダウ平均株価指数では上位10銘柄が全体の50%以上を占めることからも、上位10銘柄の影響を受けやすい指数であることに対して、S&P500指数は上位銘柄が占める割合は30%程度なのでまだ安定している指数と言えます。
さらに時価総額の加重平均の指数ということは、それぞれの時価総額が上昇すれば自ずと指数も上がっていきます。先ほど記述した通り、500銘柄の中で常に優良企業達が競い合っている訳です。
500銘柄から外されることもあれば、新しく加わることもあります。常に上位の強い銘柄で構成されている指数ですから、資本主義経済である以上、右肩上がりに上昇をし続ける仕組みになっていますね。
米国株・株価指数への投資について
今後も米国株や指数が強いのか、上昇していくのかは誰にも読めないでしょうが、もし投資をご検討されている方がいらして、まだ躊躇してる方がいましたらご参考くださいませ。
下がったら「買い」で入ろうと思ってもじわじわ上昇しているので入りにくいですよね。もしかしたら、そのうち大暴落が起きるのかもしれないと考えると投資するタイミングを逃したり・・・
私の予想というか判断している観点はさきほど記載した通り、資本主義経済が終わらない限り、ゆっくりと右肩上がりで上昇傾向は止まらないような気がしています。
10年以上も上昇している指数です、今日や明日で急に下げトレンドに入るというイメージが沸きません。これは他の例で挙げると10年チャートで右肩下がりに売られ続けた株銘柄で、なぜ今が底値と判断できたかということですね。
明確な理由があって投資判断できるのであれば良いのですが、とくに理由もなくチャートから見て割安だから・・・で投資してしまうと痛い目に合うこともあります。トルコリラ円なんてそうですね、割安と思って入ると大火傷!
長い物には巻かれろって言葉があるように、大きな流れには逆らわない方が良さそうです。私は何度もこれにやられました・・・下落トレンドなのにナンピン買いしてしまったり(´・ω・`)
S&P500指数が右肩上がりに上昇しているのは、たんに資本主義経済における500銘柄での熾烈な競争だけでなく、「上昇し続けるだろう」といういう投資家心理も買い支えに繋がっており、これが強さの理由・資金が集中しているとも伺えます。