仮想通貨は今が底値?
なかなか価値上昇に転じない仮想通貨業界ですが、含み損を抱えている方も多いのではないでしょうか?そんな皆様に少しでも含み損を減らし、さらには利益に繋がるかもしれない朗報があります。
2018年、下落を繰り返してきた仮想通貨業界ですが、 2019年は上昇に転じると推測、 今が底値であると予想するアナリストが増えてきているのです。
つまり、ビットコインで言うならば3000ドル台が「底値」であり、リップルであれば30円付近が「底値」、そこからさらなる状況が期待できるというのです。
仮想通貨は実態が不透明なところもあり、株式の各銘柄のように売上や業績、時価総額や自己資本率、配当金等の優待、PER、といった情報量が乏しいことからも、各々の仮想通貨価値を比較するのも非常に難しい「資産」です。
そのようにアナリストが予測している要因は何でしょうか?
今回はビットコインを参考に、底値と予想している指数をご紹介していきます。
指数をもとに分析するという点では、根拠があっての予想でもありますので、仮想通貨業界の活性化に期待できると思われます。
ビットコイン版恐怖指数
先日、LXVXという指標が誕生しました。これは仮想通貨資産マネジメントのレジャーXが発表したビットコインにおける恐怖指数です。
株の世界では一般的に利用されている恐怖指数ですが、投資家心理を判断する指数であり、この数値が高いと投資家はマーケットの先行きに不安を抱き、数値が低いとマーケットに対して好感を抱いている状態を表します。
投資家の心理はマーケットに大きな影響を与え、仮想通貨市場でも例外ではなく価格を左右させます。恐怖指数が高いと、それだけ売りが優先になりますし、恐怖指数の値が低ければ買いが積極になります。
現状、恐怖指数は低下していることが「底値」に近づいていると分析される一つ目の理由です。この恐怖指数は12月に付けた「90」が天井となっており、現在は「55」付近まで低下しています。
投資家がビットコインを楽観的に捉えだした目安ですので、次第に仮想通貨に資金を投資する購入者も増えていくかもしれません。購入者が増えれば必然的に価値が上昇しますよね。
変動幅や取引量を要チェック
価格の変動幅をボラティリティと言います。この1週間のビットコインのボラティリティは昨年10月以降、大幅に低下していることが わかりました。
これはまったく活気がなくて相場が動いていない、投資家からあまり見向きされていない状況を示します。活性化されていない状況はマイナス要素と考えがちですが、実は「底値」の条件でもあります。
人気化しているときは、取引量も多く、価格の変動が激しいものです。ぐんぐん価格が上昇する勢いに目移りしてしまい高値で掴まされてしまった経験はありませんか?
ちなみにビットコインの取引量は1週間ほどで取引量が20%ほど下落しています。ここ最近では、ビットコインのETF申請が見送りされるなど大きな悪材料もあったのですが無風状態なのです。
このように材料が出ても変動幅が小さく、取引量も少ない状況からも、現状は人気がなく忘れられている状態にあるということです。
ですが、恐怖指数は下がっていて、投資家は仮想通貨のマーケットに不安を感じていないとなると、今後は少しづつ取引量が増えていくことが期待され、現在はまさに「底値」と考えているアナリストが多いのも納得します。
仮想通貨が淘汰される時代
現在、仮想通貨は2000種類以上存在すると言われています。ビットコインやリップル、イーサリアムなど有名どころな仮想通貨はその上位に存在している仮想通貨です。
それぞれの仮想通貨がどのような目的で存在しているのか、その理由は様々です。グローバル間で迅速な支払い「通貨」の存在を目指すもの、セキュリティを活かして公共機関での利用を目指しているものといった実用的なものや、投機目的で誕生したものもあります。
多種多様に存在していた仮想通貨ですが、今後8~9割近くが消滅していき淘汰されていくと予想されています。しかも、その淘汰が2019年の間にされると推測するアナリストが多いのです。
仮に2000種類存在するとしても、200~400種類までに絞られるわけですが、そこからもさらに厳選を繰り返し、絞られていき次第に種類は減っていくと考えられています。
淘汰されるということは、残された仮想通貨に投資家が集結しますから、価値が上昇しやすい考えられます。その点、ビットコイン、リップル、イーサリアムなどの人気ランキング上位の実用的な仮想通貨は残りやすい可能性が高いため要注目です。
投資の世界ですから、「100 %」と言い切れることはありませんが、このような指数や将来的なイベントを参考にした各アナリストの見解は、説得力もありますしとても興味深いと思います。