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コロナウイルス 世界情勢

史上最安値の原油は「買い」か?WTI原油がマイナス40ドルに、商品先物に潜む落とし穴と今後の投資について

投稿日:2020年4月30日 更新日:

  

  

原油「マイナス40ドル」の瞬間とは

  

原油が史上初めてマイナス40ドルを付けました。コロナウイルスによる経済の停滞を受けて世界の原油貯蔵が積み上がってしまったのが原因です。5月限に関しては、「石油を買ってください!お金支払いますから!」ということからマイナスに。イメージするとしたら、家にある不要となった冷蔵庫をリサイクル業者にお金支払って引き取ってもらうのと似てますね。 

 

まずはその歴史的貴重な瞬間の様子を動画で見てみましょう。投資家JINさんの動画になります。私もリアルタイムで拝見しておりました。

  

  

今回、原油に手を出して強制ロスカットとなった投資家はとても多いそうです。それだけ未曽有の事態が起きてしまったということでしょう。
現に証券会社でもマイナスのことまで考慮してシステムが作られていませんでした。 

  

ちなみに中国四大銀行の一つである中国銀行(BOC)損失拡大で集団訴訟が起きています。SNSで流れていたこちらの女性は、原油の5月限がマイナス40ドルになったことを受け、追証8000万円を喰らってしまったとか…追証となると資産が0になったうえに、追加で8000万円が必要と言うことですから借金ですね。

  

 

幸いにも日本の証券会社のトレードシステムは「マイナス」に対応できていなかったところが多く、JINさんも損したものの、原油価格が0円で強制ロスカットとなり250枚持っていたためマイナス135万円でした。

  

これがもし「マイナス40ドル」付近で強制ロスカットとなっていたら、1ドルごとに25万円の損失ですから、マイナス1000万円を越える損失となってた可能性も…システム上、マイナスにならないことに救われた形です。

  

商品先物に潜む落とし穴とは

 

今回の逆オイルショックにより、世界中で多くの破産者を出してしまった原油ですが、商品先物に潜む大きな落とし穴は二つあります。

  

1つ目は商品先物において株価同様にマイナスを付けないであろうという先入観です。これは価値が「0」になることはありえないという思い込みと今までの歴史からもマイナスに陥ったことがないという史実からです。

  

しかし、知っている人は知っていますが商品先物の世界は金融先物と異なり、「マイナスの世界」が存在します。そもそも商品先物は商品を手に取り代わりにトレードしている訳で、原油を買うということは、例として家に原油が届くのと同じことを意味します。

  

それを引き取るときに価値が上がっていたら利益が出ますが、引き取るときに回収費用が発生するなら価値0どころか追加でお金を払う点がマイナスの世界です。

  

  

とはいえ、確かにエネルギーや石油製品原料にも使われる原油の価値がマイナスになるなんて想像できないですからね。また、ここ数十年での最安値、原油1ドルは第一次世界大戦以来などと言われたら、投資家は割安と思い込みつい手を出してしまいます。

  

しかし、本当に割安なのでしょうか?原油というものはそもそも適正価格がよく分からない商品なのです。例えば、金という商品先物ものがあります。金は総生産コストが明確で1トロイオンス(31.1グラム)あたり1200~1300ドルとされています。

  

世界の金の埋蔵量は5万トンと言われ、これは競技用プールの1杯分くらいの量です。なので、埋蔵量が明確で生産コストも明確である以上、金の需要がなくならない限り価値は生産コストを下回ることは考えられません。  

  

ところが、原油はどうでしょうか。何十年も前から枯渇されると言われながらも近年でも至る所で原油が出ており、米国シェール会社のように別の技術を用いて獲得することもできるようにまりました。 日本でも掘ったら原油が出るのではと言われているほどでとにかく 埋蔵量が良くわかっていないのです。そもそも米国とサウジアラビアを比較しても生産コストに雲泥の差があります。

  

この原油の適正価格が曖昧で判断できない点が第2の落とし穴と私は考えます。見た目が割安でも、実際のところ割安ではないということが起きたのです。

  

原油や商品先物への投資について

   

  

よって投資判断の前に、原油の本来の適正価格を考えなければなりません。第一次オイルショックの時は60ドルで、第二次オイルショックの時は80ドルをつけました。ところが、1986年にイランとサウジアラビアのシェア拡大が生じてお互いの価格競争からOPECカルテルの崩壊が生じて原油価格は10ドル付近を割ってしまいます。それから、湾岸戦争で原油は50ドル台にまで急騰し、2008年には140ドルにまで上がります。

  

2008年までは世界的に経済が好調であり、発展から石油が使われ需要増となっていました。供給が間に合っていないことから石油の需要ショック、そして金融バブルとして石油に投機的マネーが入り140ドルを付けたとのことです。

  

今までは戦争が起きたら原油の価格が上がってきた、ところが近年はシェールオイル価格を政治的に決めていくフェーズに入ってしまいました。世界の政治家が決めているので価格変動が難しいのです。

  

実は2015年くらいから原油に対して雲行きが怪しくなっていました。かの有名なジョン・ロックフェラーも2016年には石油投資から完全に撤退しています。ロックフェラーと言えば石油王と言われるくらい石油で財を成した人物。

  

  

石油王になったことは有名ですが、意外と知られていないのがロックフェラーといえば石油の「価値」を作った人です。自動車の燃料をアルコールからガソリンに変えたとも言われており、 石油に投資しただけでなく、仕掛けて石油の価値を高めていったのです。その石油に絶大なる信頼をおいていたロックフェラーの撤退は何を意味していたのでしょうか。

  

原油は下に落ち続ける可能性は大いにありますし、6月限も原油マイナスになるのではという政府発表もあります。コロナウイルスの収束目途がたたないので、6月も石油貯蔵が満タンとなれば、もちろん5月限と同じようにマイナスに落ちてしまうこともあるのです。

  

以上の点からも、結論としましては原油の商品先物はボラティリティが大きく完全に短期的な投機であります。また価格も政治的に取り決められており、適正価格の判断も難しく難易度が高いため、投資とはいえないものです。

  

素人であれば絶対「原油」に手を出さない方が良いです!!
史上最安値とはいえ、割安かどうかもわかりません。
しかし、コロナウイルスが落ち着いて需要が高まれば原油価格はいつかは上がります。問題はそれがいつかということですね。

  

そこで、原油の今後の上昇を信じたい方は、商品先物に手を出すのではなく、原油関連企業の株を買う方が資産管理上良いのではないでしょうか。原油関連の企業の株を記載しておきます。(2020年4月30日時点)

 

  

株であれば、上場廃止になってもマイナスになることはありませんので現物で持っていれば商品先物のようなマイナスや追証が発生することはありません。会社が倒産しない限り、株価が上昇することは大いにありえます。とはいえ、米国のシェール会社が経営破綻しているように投資は自己責任で。

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